ひょう疽の症状
ひょう疽とは、手足の指に細菌が感染して起こる病気です。手足の爪のまわりが赤く腫れ、ズキズキと痛みます。ひどくなると痛みが強くなり、膿がたまったり、関節に炎症がおよんだりすることがあります。切開が必要になることもあるため、早めのご受診をしてください。
原因は何ですか?
ひょう疽の原因はさまざまです。爪の周囲に小さい傷があったり、ささくれをむしったり、手洗いの回数が多くて手荒れが起きたりなど、その損傷部分から細菌が侵入します。
原因菌は黄色ブドウ球菌か化膿レンサ球菌であることがほとんどです。
絆創膏を貼っていた、子どもの場合は指しゃぶりしていたといったことも、皮膚がふやけているのがひょう疽の原因となりやすいです。また、水仕事が多い方やマニキュアや除光液の頻繁な使用、ネイルや甘皮の除去でも、爪付近の皮膚のバリア機能が低下するためリスクが高まります。
気を付けることはありますか?
爪の角の部分を切りすぎてしまうことが一番の悪化要因ですので、爪の端が指の外に出るまで伸ばすことが大切です。足の爪は丸く切らず、四角く切るようにしましょう。切ると割れてしまう爪の場合には、やすりで少しずつ削るのがおすすめです。
お風呂にはいってよいですか?
入浴は可能です。入浴後は清潔なシャワーで洗い、必要に応じて軟膏をぬってください。