脂漏性皮膚炎の症状
脂漏性皮膚炎は、頭や顔など、皮脂が多い部位に起こる皮膚の脂分の多い部位に起きる慢性の炎症です。生後3か月未満の乳児と、30歳以上の方に多く見られます。
発症すると、皮膚が赤く、かゆみをともなう炎症を起こし、赤く、カサカサします。
皮膚のターンオーバーが正常より速くなり、過剰な角質が蓄積してフケのような状態になります。自覚症状がある場合は早めに受診しましょう。
原因は何ですか?
脂漏性皮膚炎の原因はわかっていないことも多いですが、皮脂の中の成分の一つであるトリグリセリドが皮膚の常在菌(主にマラセチアと呼ばれる真菌)によって分解され、分解されたものが皮膚に刺激を与えることが一因と考えられています。
皮脂の量が多くなり、症状が悪化する要因となります。
- ストレス、疲労、寝不足
- ビタミン不足
- ホルモンバランスの乱れ
- 洗浄不足
予防や日常生活で気を付けることはありますか?
ストレス・疲労・寝不足は、皮脂の分泌を増加させるため、脂漏性皮膚炎の悪化要因となります。生活リズムが乱れている方は、それを正すことで症状の改善が期待できます。
また、洗浄不足により皮脂がたまった状態が続くと、発疹が悪化します。
1日に1回はお風呂に入り清潔に保つことが大切です。