水虫の症状
足の指の間や側面では、赤みや、白くふやけたり、水ぶくれができたり、皮膚が赤く痛くかゆくなったりします。皮がむけるだけでかゆみの症状はすぐに出ないこともあります。
足の裏、とくに土踏まずを中心に強いかゆみを伴うポツポツと小さい水疱ができます。皮がむけて治っても別の場所にできて再発します。足の裏全体では、角質が厚くなるため白く粉をふいたような見た目になります。かゆみがないため水虫と気づきにくいことが多いです。
また、足の水虫以外に、爪にみられる水虫もあります。
爪白癬(つめはくせん)といい、爪の水虫で、爪が白や黄色に濁って厚くなり、ひどくなるともろくなってボロボロになります。
原因は何ですか?
白癬菌(はくせんきん)とよばれるカビの一種が皮膚の角質に感染することで生じます。
感染する部位は足の裏や指の間だけでなく爪や手、体など様々です。
原因である白癬菌はバスマットやスリッパなど、いたるところにいます。
感染してすぐに症状はでませんが、皮膚が高温多湿の環境にさらされると白癬菌が増殖し症状がでます。白癬菌は汗をかきやすい方、蒸れやすい革靴やブーツを履いている方、糖尿病の方などは、特に気をつける必要があります。
予防や日常生活で気を付けることはありますか?
原因である白癬菌に感染しないために清潔を保つことが大事です。
革靴やブーツ・長時間靴を履き続けること、分厚い靴下を履いたりして蒸れた状態を避けてください。また、毎日入浴をしてください。足の裏、指と指の間を1本1本石けんで優しく丁寧に洗いタオルでしっかり水分をふき取り清潔を保ちましょう。指の間にガーゼを挟んだりするもの効果的です。ご家族に水虫の方がいらっしゃる場合は、ご家族も一緒に治療することが大切です。バスマットやスリッパを共有しないように気をつけてください。