淋病(淋菌感染)の原因と感染経路
淋病は淋菌(Neisseria gonorrhoeae ナイセリアゴノロア)による感染症で、性感染症の代表疾患であます。潜伏期間は2日から7日で症状が強く、主に男性の尿道炎と女性の子宮頸管炎を起こします。
尿道炎は突然の排尿痛および尿道口から白色の排膿が生じます。痛みも強い場合が多いです。進行すると精巣上体炎や重度の亀頭包皮炎様の症状を呈する場合もあります。
女性はまずは子宮頸管炎を起こし、典型例では膿性帯下がみられますが、無症状のこともあります。淋菌は尿道炎を併発し、排尿痛やバルトリン腺炎、直腸炎もあります。
治療が遅れるとクラミジア同様に骨盤内炎症性疾患や卵管炎に進行することがあります。